成功哲学
6.パースナル・イニシアティブ
あなたは慎重派ですか?行動派ですか?
問題を先送りしていては
永遠に解決することは一つもない。
◎やるべきときは「いま」!
パースナル・イニシアティヴとは、いわば「や
ってみよう」という自発的な欲求に基く行動
力を指す。
覚えておいてほしいのは、行動しなければ、決して
自分の欲するものを手にすることはできないという
ことだ。ある日突然幸運が舞い込んでくるなどそう
あることではない。ただまわりに流されて待ってい
るだけでは、夢を実現させ成功を手にするのは不
可能である。欲しいもにがあるならまず行動するこ
とである。
行動が遅くなりがちな人には、概して二つのタイプが
ある。まず、何かをしようという意欲に欠けている人、
これは論外である。目標を見つけるところから始め
なければならない。
もう一つのタイプが、行動する前の手順にやたらと時
間をかける人。失敗を恐れるあまり結果についえあ
れこれ思い巡らせたり、まわりの人から意見を聞き、
情報を集めてから行動の是非を判断しようとする。
良く言えば慎重なタイプである。
慎重であることは大切なことである。確かに行動前に
リスクを予測し、あらかじめ適切な対応を準備すること
は非常に重要な作業だ。けれども、だからといって完全
にリスクを消し去ることは不可能だと知る必要がある。
リスクを恐れていては、いつまでたっても前へ進めない。
◎行動してこそ求めるものが得られる。
「何も変えないことが最も悪いことだと思ってほしい」。
トヨタ自動車社長就任の際、奥田碩はそう語った。
企業にとって、何も変えず新たな行動を起こさないこ
とは、停滞どころか後退を意味する。
リスク回避の努力や慎重さを何ら否定するものでは
ない。しかし、慎重さと決断力のなさは常に隣り合わ
せの関係にある。決断力のなさを慎重という衣で覆
い隠し、もう少し情報を集めてから、あと少し環境が
整ってからと行動を遅らせていては、時機を逸しか
ねない。状況や環境に主導権を渡さず、自己責任を
恐れずに自らの意思で完全と決断を下さなければな
らない。
「最適なとき」などいつまでたってもこない。
「やらなければならない」と思ったときこそが
「最適なとき」なのだ。
慎重派と行動派のどちらが正しい姿勢かと問うのは
ナンセンスであろう。ただこれだけは断言できる。
行動しなければ、あなたが求めているものは決して得
られないと。
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パースナル・イニシアティブを持つ人は、
”チャンスがこない”と不平は言わない。
なぜなら、自らチャンスを作り出すからだ。
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