Tuesday, January 30, 2007

デベロッパーの存在価値と団地[BedZED]のあり方

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■デベロッパーの存在価値と団地[BedZED]のあり方 
~ 企業の再生を、資源の再生に賭ける ~
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BedZED (Beddington Zero Energy Development:ベディントン・ゼロエネルギー開発)をご存知でしょうか?イギリスの数ある公営団地開発会社のひとつとして知られていたピーボディ・トラスト社(
http://www.peabody.org.uk)が、
再生可能資源の活用を徹底的に目指して2002年に開発した団地のことです。

個人的には、見た目の可愛らしさでこの建物に興味を持ち、どこのどんな建物なのかを調べるに従って、コンセプトがしっかりしたプロジェクトであることが判明。
プロジェクトのみならず、開発&運営母体である企業のコンセプもとても興味深く、今から何かをしたい、事業モデルの強化を図りたい、とお考えの方にはうってつけの情報かと思います。
≪写真参照:http://en.wikipedia.org/wiki/BedZED

このBedZEDは、再生可能資源の活用を徹底的に目指した団地で南ロンドン郊外に位置し、82戸のアパート・マンションとオフィスを合わせて広さは1600平方メートル程度。住居や施設を同じ敷地内に共存させているのは、資源の活用サイクルを意図してとのこと。

また、このプロジェクトには再生可能エネルギー専門のコンサルタント会社や、斬新で革新的な住宅構想でその名を知られる建築家が抜擢されています。

彼らが一丸となって持続性や社会性、そして環境的な見地からも長期間において繁栄するコミュニティの建設に取り組んだ結果、視覚的な高いデザイン性のみならず、屋上庭園、日光・太陽エネルギーや、エネルギー消費の縮小と廃水リサイクルなど、環境的な局面を強化するにも高度なデザインが用いられています。

入居については、住宅を100%所有権で購入・入居するタイプ、シェアード・オーナーシップ(共同所有権方式住宅購入制度)を利用して入居するタイプ、賃貸契約で入居する場合の3パターンが用意されており、開発終了後は、開発業者が物件の管理も行っています。

開発コンセプトに、長期的発展・繁栄が含まれているとおり、電気自動車のシェア組織づくりや、各種教育イベントなども開催され、この団地に期待をもって入居してきた住民や、環境や持続性に興味を持つ多くの人々の期待に応えるための運営が常に行われています。

そんな素敵な活動を行うピーボディ・トラスト社が事業活動において狙う効果がWEBサイトに公表されています。

 我々の任務は、ロンドンの貧困に取り組むことです。 そして我々の長期的展望は、我々の優れたサービスと 今日の住宅とコミュニティ再生への挑戦が認められて 「標識」的な役割を担う組織になることです。


 そして、以下4つのポイントを通して展望を達成します  1. 優れた顧客サービスの提供  2. 繁栄するコミュニティの構築  3. 望ましい家の提供  4. 一流の組織であること
こんな明確な目的意識こそ、今必要なことかも、と考えさせられます。
● プロジェクトに関する詳細(※English Only) 
http://www.peabody.org.uk/pages/GetPage.aspx?id=179
● ゼロエネルギー住宅(BedZED)について  
 http://www.solarcat.co.jp/cworld2.htm    [OM研究所(東京都)WEBサイト参照]
● BedZEDに関する詳しい資料(*PDF形式、全文英文)   
http://www.arup.com/DOWNLOADBANK/download68.pdf
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