Saturday, December 23, 2006

博多出身の兄弟デュオ「ピース」、デビューへ 地元で「ありがとうコンサート」


地元ファンの前で熱唱するピースの山下恭信さん(左)と恭長さん







 若手音楽家の登竜門「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル全国大会」(東京)で、11月に準グランプリを受賞した福岡市博多区の兄弟フォークデュオ「ピース」が、来春メジャーデビューする。2人は21日夜、博多区の博多小学校で地元ファンのための「ありがとうコンサート」を開催。感謝を込めて、集まった約100人の前で熱唱した。
 「ピース」は福岡第一高3年の山下恭信さん(18)と博多中2年の恭長さん(14)の2人。2年前、恭信さんが廃品回収の古いギターを拾ったのがきっかけで音楽を始めた。同市・天神の路上ライブで腕を磨き、2005年11月に「ピース」結成。地域イベントなどで歌うようになった。
 この日、会場のホールはファンでぎっしり。ピースは博多部の祭りや地名を歌詞にちりばめた「博多追い山青春ならし」などを披露した。懐かしく温かい歌声、古里を思う気持ちが伝わるメロディーに、会場は盛んに拍手を送った。
 ピース博多ファンクラブ会長の茂末新二さん(57)は「どこまでやれるか楽しみ」とデビューを祝福。2人は「博多でかわいがってもらった感謝の気持ちをこめて歌いたい」と意気込みを語った。

=2006/12/23付 西日本新聞朝刊=

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